こちら葛飾区亀有公園前派出所 DVD-BOX 全巻 TV全344話+TVSP全27話スペシャル+映画+MOVIE 完全版
『週刊少年ジャンプ』(集英社)を湧かせた人気漫画が読み切りとして復活する例は少なくない。連載◯周年のお祝い、アニメや映画といった新展開の宣伝など理由はさまざまあるが、ともあれ大好きな漫画が帰ってくるのは読者として喜ばしいことだ。
今回は『ジャンプ』に“読み切り”として復活した名作ジャンプ漫画をいくつか紹介していこう。久々にホームに戻ってきた漫画たちは、いったいどんな物語を紡いだのだろうか。
1976年から2016年まで40年もの間、『週刊少年ジャンプ』読者に愛された秋本治氏の漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』。頭を空っぽにして笑えるギャグからほっこり話まで、同誌を手にしたことがある読者なら、両さんたちの名シーンがいくつか思い出せるはず。
当時の流行や話題を元ネタにすることも多い同作だが、それを発展させて描かれる“斬新なアイデア”の中には、現代になって「現実のものになった」ものもあり、改めて読むと驚かされる。そういったアイデアの登場は一度や二度ではなく、SNSなどでたびたび「予言書」と異名が付けられるほどだ。
たとえば、現代ではeスポーツになっているが、同作の主人公・両津勘吉は1981年の時点でプロゲーマーが活躍する未来を予見していた。描かれたのは「アンコール雪之城の巻」だ。 両さんはある日、ボーナス60万をつぎ込んで『ドンキーコング』のアーケードゲーム機(新品)を購入し、13時間ぶっ通しで100万点を目指して特訓をしていた。「わしはT5ゲームのプロになるんだ!」と豪語する両さんに「プロ…になってどうするんですか?」と困惑する中川。
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こち亀 アニメ こちら葛飾区亀有公園前派出所 DVD-BOX 全巻。ある日、銀行強盗の対処訓練の犯人役に選ばれた両津勘吉と寺井洋一。リアリティを追求する両津は銀行員たちに通報の隙も与えず、本物の札束をかばんに詰めて逃走するが、その最中に本物の銀行強盗事件に遭遇。制圧したが、強盗が使おうとしていた時限爆弾のコードが身体に絡みつき、通りかかった都営バスをバスジャックして街を暴走するがバスは横転。なんとか河川敷まで逃げるものの、危うくそこで爆死しそうになる。
しかし、間一髪のところでFBIから派遣された爆発物の専門家、星野リサに窮地を救われる。一方両津は「バスが出した損害が爆弾による損害より大きい」という理由で大原部長に叱られる。なんとか大原から逃げるために久々に上野の不忍池を訪れた両津は、弁天堂の後ろに聳え立つ、スフィンクスを模した悪趣味な高層ホテルに腹を立て、石を投げつけた途端にホテルが突然倒壊。当初は両津の仕業かと思われたが、屯田署長によればホテルは爆破ではなく少量の火薬を用い、周囲に被害を出さないように解体されていることが明らかになる。